全ては犬の見ている夢だったらいいのに

毒家族の狂ったエピソードと現実的な家族終い

毒母エピソード【父に対して】

両親はお見合いで結婚した。

「お父さんが勝手に指輪作ってきちゃったから結婚した」と母は言っていたが

本当ことはわからない。

 

叔母からは「好きな人がいたんだけど外国に行っちゃってね。フラれたみたい」

というのと「幼馴染の婚約者がいたんだけど、急に婚約破棄をしたの。

式場のハガキ刷ってたから大変だったわ」

という話を聞いたことがある。

 

婚約破棄の理由はどうやら、婚約者がちょっと母の容姿を揶揄ったから。

というのが有力らしい。

母はまぁまぁ容姿に自信を持っていたので(※客観的に見て極めて普通の容姿

プライドが傷ついたのだろうか?

婚約破棄を伝えに相手の家に伺った叔父(母の姉の配偶者)が家に行ったら

歓迎されてしまい言い出せなくて泊まってしまった。という話も聞いた。

 

叔母から聞く母の話もなかなかエキセントリックだ。

嫌いな人が家にきた時は、大きな音でドアをピシャリと閉めた、など。

 

父はとにかく「無」で母の言うなりだった。

とにかくほとんどの事を黙ってやり過ごす。

無関心は子どもにとって暴力に値するくらい悪だが、身勝手な母にとっては

とても都合が良かったんだと思う。

 

父は真面目に働いていたが、母は父の職業を隠したがった。

普通の会社に長く勤めていたが、逆に弁護士や医師だったら自慢していただろう。

また、ことあるごとに父の容姿を揶揄しており、

母が友人といる時に父が通りすがった時は無視していたようだ。

無口な父がポツリと「お母さんは外で無視するんだよ」と言っていた。

母は父のいないところで「お父さん顔が悪いから嫌なのよ」と笑っていた。

 

まぁ父に対して、常に意地悪して冷たくしていたわけではないが

完全に下に見ていたと思う。

父は、車を運転してくれるし真面目に働いてお給料を持ってくる。

お小遣い制でも文句も言わない。

ギャンブルなどもしない。父は70くらいまで会社で働いていたので、

晩年は年金繰り下げで年金も多く貰っていた。

 

今までの父に対する母の言動を見ていると

父が認知症、ガン、誤嚥性肺炎などで体重が半分になり、

意思疎通も難しい状態になっても胃ろうができる病院にわざわざ転院し、

生かされたのも年金を多くもらうためだったんだろうと思う。