全ては犬の見ている夢だったらいいのに

毒家族の狂ったエピソードと現実的な家族終い

救いになった事と助けてくれた人達

家族という逃げ場のないコミュニティに閉じ込められていた子ども時代も

大人になってから毒家族と絶縁するまでも、苦しくも何らかの救いがあった。

 

誰かの役には立たないかもだけど、記録としてここに書き記してみようと思う。

 

子どもの頃は月曜〜土曜まで習い事で埋まり、日曜日も楽器の合同練習などが

入っていて、家では楽器の練習と公文を毎日やって、漫画とお笑いや歌番組などの

テレビは禁止。といった生活だった。

チェッカーズのメンバーがわからなくて友達に揶揄われたり、こっそり

友達から少女漫画を借りて怒られたりととても窮屈だった。

 

そんな中、NHKの番組を観ることと本を読むことは許されていたので

本を読んで空想したり、NHK海外ドラマを観て現実逃避していた。

 

特に大草原の小さな家」や「アーノルド坊やは人気者」、「フルハウスには

私が知らない家族愛や親子愛が詰まっていて、現実の家族に絶望する私の

気持ちの逃げ場としてとても助けてもらった。

 

あとは学校が割と楽しかったこと。これも救いだった。

小中学生の同級生達とは今でもLINEでくだらない話をしたり、

集まって飲んだりと良い関係だと思う。

 

自家中毒で吐くのは親と多く接しないといけない土日が多く

高校生の時も原因不明の嘔吐は続いていた。

実は今でもストレスが溜まると吐いて寝込んでしまう。

 

子ども時代はいかに他人と関わるか、いかに外の世界に希望を持てるかが

大事だったかと思う。

子どもなのに疲れていて、私は18歳くらいで死んでしまってもいいな。なんて

ふんわり思っていたのも、今考えると正常じゃない。

今苦しんでいる子どもがいたら、親から離れた外の世界が楽しいことを

教えてあげたい。

 

 

大人になってから悩んで悩んで、達観して絶縁することができたのも

やはり他人のおかげだ。

 

根気よく話を聞いてアドバイスをくれた友人、そんな酷い家族の話は

信じられないから本当は家族なんていなくて狂ってるのは実は自分説あるよ??

と笑いにしてくれた友人達にはたくさん迷惑をかけたが、本当に助けられた。

 

一方でそういう話をウザイとか迷惑と思ったり、こちらの人格を

否定してくる人もいるので、話す人は選んだ方がいいと思う。

親子なんだからと言ってくる人も、言いたい気持ちはわからなくないけど

こういう状況の私には辛いので、家族の話は一切しないようにしている。

 

 

あとはカウンセリング

これは本当に気持ちの切り替えができたきっかけになった。

知らない人に話を聞いてもらうことで、自分自身の頭の中が整理できる。

友達と違って相手は仕事なので、時間いっぱい気兼ねせず話せるのもいい。

自分が同じ話を繰り返す時は、自分が何に執着して悲しんで怒っているのかも

よくわかった。

 

カウンセラーに話しているうちに、自分が物語を話している気分に

なったこともある。

これも気持ちを整理する上で重要な現象だったように思う。

 

カウンセリングが大事と早くから思っていたのもミーハながら海外ドラマの影響だ。

とはいえ、若い頃1、2度行ったカウンセリングは、合わなくて

逆に落ち込むことにもなったので、自分に合う人を探すのが重要かと思った。

 

最近までお世話になった方はもうカウンセリング業をやめてしまい残念だが、

その人のおかげで私の中の執着が全て剥がれたと思う。

 

私は自分が良いことをすれば、母はわかってくれるはず。なんて淡い期待を

抱いていたこともあって、母が入院した時は本当に一生懸命介護した。

もちろん退院した途端、酷い仕打ちを受けて傷ついた。

プレゼントを送ったり希望する旅行にも連れて行った。

それでも母は私のことが嫌いで、関わった分だけ傷ついた。

 

それをカウンセラーの人は「なぜ介護するんですか?しなくていいですよ」

「相手は雀だと思ってください。雀に言葉通じないですよね?

言っても無駄です」などと柔らかい口調だけど、バッサバッサと家族から

離れる方向へ導いてくれた。

私は母だと思っていた雀に「どうしてそんなことするの?

どうしてわかってくれないの?」と話してただけだった。と気づき

母に理解を乞うことをやめた。

 

母の弟に「家族がめちゃくちゃなのは子どもであるお前が悪い」と

酷い言葉を浴びせられた時もカウンセラーの人は

「あぁ、そんな年寄りももうすぐ死にますから。そんな人に何言われても

関係ないじゃないですか」とバッサリいってくれた。

「もうすぐ死ぬ」こんな言葉が救いになるとは……

 

そんなこんなで友人とカウンセラーのおかげで強くなり

現実的に淡々と絶縁に向けて進むことができた。

長く長く苦しい道のりだったけども。

 

そして、ファクトしか通じない警察弁護士への相談を始めた。

家族から嫌がらせを受けて身の危険を感じたことがある人は

すぐ警察に相談するといいと思う。

(とはいえ心がグッタリしている時は現実的に物事を進められないのもわかる。)

 

兄の脅しがあった時は、すぐ最寄りの警察に相談し記録を取ってもらった。

兄からのメールを見て待ち伏せの可能性があり、危険。と判断して、

家までついてきてくれたこともあった。

生活安全課にも相談を勧められ、今でも記録を取ってもらっている。

それらは証拠として書面として残るし、住所などの閲覧制限の手続きにも役立つ。

(※長期に渡り警察に相談していることにより、スムースに区役所で支援を受理されました)

 

幸い私が住んでいるエリアはたまたま警備が必要な人が近所に住んでいるので

カメラも多く比較的安全とは思うが相手は狂人なので油断は禁物だ。

親族同士の殺人事件が一番多いというしね。

 

弁護士さんは今進めている案件があるので、詳しく書けないが

法の場は事実と証拠でしか判断されないので、今までの証拠出しに

かなり労力を使った。

それらを掘り起こす作業は精神的にもとても辛く、

途中何度も立ち止まったりもした。

それでも本人同士話さなくていいし、母と兄の虚言は法の場では

何も意味をなさないので頼んでよかったと思っている。

これはそれなりのお金がかかることなので、かなり迷ったけども……

 

あと、私が兄に突然襲われPTSDになってしまった時、

すぐ病院とカウンセリングに行った。

血が出たらすぐ止血するように、何も考えずに即!が良かったように思う。

そして後々の裁判などに備えて、診断書も貰っておいた。

 

残念ながらPTSDは未だに完治していない。

とはいえ、酷い症状は1〜2年ほどで良くはなったと思う。

良くなるまでは、毎日うなされて体調が悪く辛かった。

背後に人に立たれることも恐怖で、いつも後ろを気にしていた。

 

良くなってきた頃、フィットネスのボクシングのクラスを受けたことがある。

サンドバッグに向かって「○ね!」くらいの勢いで拳と気持ちをぶつけ

続けているうちに、襲われるという恐怖が薄らいでいくのがわかった。

 

格闘技や筋トレをして肉体を強靭にすることも効果あるなと思った。

イメトレして体を鍛えることは自分の為に続けていこうと思っている。

 

もし私が2メートルのムキムキの弟だったら、兄は襲わないと思う。

来世は大柄な男性に生まれたい。

いやそんなことよりも幸せな家庭に生まれたい。

 


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