毒母エピソード【信じたいものしか信じない。からの創作②】
母の信じたいものしか信じない。というエピーソードはたくさんある。
たくさんあるというか、ほぼ全部だ。
真実をなかったことにするので、結果大嘘つきになっている。
ある時、叔母のお祝いの会に夫と共に呼ばれた。
父と母も呼ばれており、従姉妹(従兄弟)や従姉妹の子ども達やその配偶者など
母方の親戚一同集まり、食事をした。
兄は普段からトラブルメーカーだということは知られているし、
叔父の葬儀で盛大にやらかしたのもあり、兄だけ呼ばれていなかった。
最初に、結婚して初めて会う人もいるので、簡単に自己紹介をしようと
いうことになり順番に挨拶をした。
母の番になり母が張り切って立ち上がり
「〇〇子です。□□(兄の名前)は家に犬が居るので来られませんでした!」
と言った。
私はビックリしたし、みんな意味がわからなかったと思う。
ザワっとした後スルーされていた。
そもそも兄は呼ばれてないし、犬が居るから来られない。という理由も
トンチンカンすぎる。
母は自分の息子が “厄介者だから呼ばれていない” ということを
信じたくなかったので、なんらかの理由をつけて
「呼ばれたけど来られなかった」という設定にした。
兄を呼ばなかった主催者が目の前にいるのに……
なぜ「犬が居るから」という理由にしたのかというと
兄が以前から兄嫁がうちの実家に来られないことを
「犬が居るから来られない」と言っているのをヒントにしたのかと思う。
兄は趣味でオーケストラに参加しているようだが
その発表会も兄嫁が「犬が居るから来られない」とのことで
母だけ見に行っていた。
兄嫁は仕事をしているし、老犬でもない犬と24時間一緒にいるわけないのに
全て犬のせいにするのは無理があるし、理由として雑すぎて
逆に裏の真意がくっきりあぶり出されてしまっている。
母は「兄が嫌われて呼ばれていない」ということ、
兄も「兄嫁が行きたくないと言った」という本当の理由を
信じたくない、認めたくない。
だから
全部犬のせい!🐶