全ては犬の見ている夢だったらいいのに

毒家族の狂ったエピソードと現実的な家族終い

毒母エピソード【信じたいものしか信じない。からの創作①】

母は信じたいものしか信じない。

真実は黒であっても、母が白だったらいいなぁ。と思えば「これは白なのよ」と

平然と断言する。

 

母がケガの治療で入院した時、医師や看護師さんに何度も

「入院は1〜2ヶ月です」と言われていたのにも関わらず

3泊4日と言い張り、結果周囲に大迷惑をかけることになった。

認知症の父を1〜2ヶ月も一人にしておくわけにいかず、

急遽私が全ての手配などをした。

看護師さんには「お母様に何度もお伝えしたのですが…ご自身の

思い込みが強くいらして…」と言われてしまった。

 

病院では兄のことを「アメリカに駐在しているの」と自慢げに言いふらし

看護師さん達に「お兄さんはアメリカにいるんですよね?」とよく聞かれた。

兄は日本にいたし、アメリカ駐在になる。と言う兄の嘘を

母が膨らませて言っていただけだ。

その件で、看護師さんには「……お母様、一度精神科も受診しますか?」と

聞かれてしまった。

あの時は私が手一杯で無理だったが、受診させればよかったと後悔した。

 

母と兄は

“兄に介護をやらせたくない(やりたくない)。

とはいえ、単純にやらせたくない、やりたくない。という理由で

私にやらせると母と兄が悪者になってしまう。

アメリカに駐在する予定だということにしたら、

自慢にもなるしちょうどいい!”

という設定をしたようだ。

 

兄は親族にも2週間後にアメリカ行くのに色々手続きがあって

忙しい(だから自分は介護ができない)と話していた。

兄嫁の飼っている犬の検査もあると設定が細かかった。

 

そして結局日本にいる理由として、またびっくりする嘘を塗り重ねた。

母から「お兄ちゃん、介護があるからって日本に残ることにしたらしいの

(優しいわね)」と。

 

1〜2週間前に急にそんな理由で(しかも介護していない)海外駐在を

やめられるわけがない。早ければ引っ越し荷物も送っているだろうし、

兄嫁の仕事もやめているだろう。

引き継ぎの問題もあるし無理な話だ。

 

母と兄の「こうだったらいいな」の稚拙な創作シナリオは

二人の狂った役者が熱演し、信じた人もいた。

私には配偶者が海外駐在で犬を飼っている仲の良い友人がいるので

そんな嘘はわかるのだが、事情を知らず目の前で真顔で言われれば

信じてしまうのだろう。

 

 

兄が待ち伏せしていきなり私に暴力をふるった時も

母は「あなたがいきなり襲ったんでしょ?」とスルッと真逆のことを言っていた。

 

私が改めて事実を説明し、異議があるなら証拠を出して

三者に話して判断してもらいましょう。

と冷静に言うと逆ギレして電話を切ったり

「あんたの人生を滅茶苦茶にしてやる!」と脅したりした。

 

母は兄がどんな悪事を働いても全部私のせいにしたいのだ。

それはいくらなんでも無理がある。

 

一度「お母さんが謝るからお兄ちゃんがやったことは内緒にして。お願い」と

言われたことがあるが、なぜ毎回私が犠牲になって体調を崩しているのに

謝って済むと思っているのか。

それにそういったことを言うということは、本当は真実をわかっているということ。

 

うちのことは他人には内緒にしろ。は母はよく言う。

私は逆に、全て公にすれば良いと思っていて、今までの起きたことを

深刻度や状況によって友人や警察、弁護士に報告している。

友人には話すことによって、自分自身の矛盾や間違いにも気づくことが

できるし、「何その設定!笑」と大笑いしてくれる人もいて大変助かっている。

 

 

家族の中で話し合ったり言い合ったりしても、

決してファクトに辿り着かないので無駄だ。

 

母と兄には、兄の警察沙汰を会社に通告してないだけありがたいと思って欲しい。

これは私の身を守る為でもあって、兄が会社をクビになれば

何をしでかすかわからない。

兄の異常性を社会と関わることによってギリギリ法の中に閉じ込められている

感じがあるからだ。